合格された方の声 2022-②

A様より

前回のマンション管理士試験合格に次いで、マンション維持修繕技術者試験にも合格することができましたのでご報告いたします。

今回、記述式試験が追加されましたが、過去問解説書での学習により、択一式試験で高得点を取ることができたのが勝因と分析しています。ガイドブックは購入せずに、解説書だけで効率的に学習できたと思っております。

受験のきっかけですが、私は不動産とは全く関係のないメーカーのエンジニアをしている50代の男性です。
元々マンションの理事経験から、マンション管理士に興味は持っていました。 コロナ禍で在宅勤務も多くなったことから、この機会を活かそうと思い、学習を始めました。

2020年度に管理業務主任者試験に、2021年度にマンション管理士試験に合格しました。

当時の受験勉強から、それらの試験情報を得るため、マンション管理業協会のホームページを閲覧していましたので、マンション維持修繕技術者の資格があることは知っていました。
基本的には、技術的な設問が多いのではと予想し、マンション管理士試験の学習の延長線で修繕技術者試験対策も合格可能と安易に考えつつ、2021年度の受験を決意しました。
私は、化学系のエンジニアでしたので、建築系の材料知識をある程度持っていることも、受験動機の一つでした。

いざ、試験勉強を始めてみると、マンション普及の歴史や統計的な項目などは全く初めてで想像がつかず、こういった面では、とても不安でした。
また、過去の試験問題は、マンション管理業協会のホームページにアップされているものの、年度別にダウンロードしなければならなかったり、解説もないため、独学でやり切ることに、とても不安を感じていました。
加えて、推奨のハンドブックは、高価かつ厚みもあるため、通勤時のながら学習には不向きと考え、購入を断念しました。

色々とネットを調べているうちに貴殿の過去問解説書の存在を知り、購入に至りました。
購入の第一の目的は、出題の傾向を知りたかったことです。

マンション管理士試験を受験した勢いで、受験を計画していましたが、ご承知の通り、2022年度(2023年1月)の試験は、突如、中止となってしまいました。結果、マンション管理士試験に合格したものの、その後、維持修繕技術者の2023年度の試験日程も発表されず、そこで一旦学習のモチベーションが途切れてしまいました。

実際学習を始めたのは、試験日程が発表になった4月頃からです。
基本は通勤時と平日の昼休みに学習していました。1日あたり30分~1時間程度です。ひたすら解説書の最初から解いていきました。設問毎に解くのではなく、一肢毎に解いていきました。正誤にこだわるのではなく、解答の解説を思い出せるようにすることにこだわって学習していました。

8月に入ってからは、最近のマンション動向を調査するため、国土交通省のホームページなどをチェックし、ポイントを目次などの余白部分に書き出し、覚えるようにしました。また今回の試験より、マンション管理評価制度も範囲となるため、管理業協会のホームページに目を通すようにしました。

そうして試験当日を迎えました。択一式試験はこの過去問解説書での学習で、強い手応えを感じることができました。記述式は評価制度に関する設問です。 非常に記憶は曖昧でしたが、とにかく空白にすることは避けました。

こうして最終的に合格を勝ち取ることができました。
さいごに、記述式の配点は10点なので、やはり、90点を占める択一式の問題で、どれだけ得点出来るかが、キーであったと思っています。なので、過去問をとても効率よく学習できたことで、合格することができたと振り返っています。本書に出会えたおかげです。この度は、本当にありがとうございました。

さいごに、著者より

2022年度は、3名の方のお声をご紹介させて頂きました。

皆様が合格されましたことは、皆様自身のご努力の結果だと思っていますが、少しでも、皆様の合格のお役に立てていましたら、とても嬉しく思います。

合格体験から伝わってきていますし、私も経験しましたが、この試験は、勉強方法や出題内容を考えると、マンション管理士試験よりも、難しいというか、手強い感じがしています。 この試験でうまくゴールにたどり着くには、それなりの勉強時間の確保と、試験当日の突破力が必要であると改めて感じました。

これから受験される方へのアドバイスになりますが、特に、マンション管理士試験に合格されている方は、このマンション維持修繕技術者試験を「マンション管理士試験よりもレベルが低く、マンション管理士試験の維持・保全の延長線程度の知識があれば、軽い軽い」と、学習前からあまく見ていると、思わぬ落とし穴にはまりかねないと思います。 なので、先入観を持たずに、素直に学習を進めていきましょう。

やはり、試験ごとに、目的や求められていることが異なるので、特徴はあるものです。この試験は、マンションの維持・修繕のスペシャリストと認定する試験なんだと、頭のスイッチを切り替えて、勉強を進めていきましょう。

合格された方、そして、これから受験される方も含めまして、マンション業界でのますますのご活躍を祈念しています。ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。(^^)

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