一社 マンション管理業協会様への意見書(抜粋)
去る4月に、一社 マンション管理業協会様へ、一人の資格所持者として、感じていることや、未来への希望を記した意見書を送付いたしましたので、一部抜粋とはなりますが、掲載しておきます。
皆様においても、未来への夢や希望が感じられる資格、管理組合様・マンション居住者に対して、よりお役に立てる資格へと進化して欲しいですよね。
「民間資格」なのですから、この資格をより活かすためには、協会様・協会加盟企業様・そして、維持修繕に携わる皆様方の声がキーです。
私一人の意見なんて、とてもちっぽけなものですが、同調頂けるなら、それぞれのポジションで、声を上げていきましょう。
以下、意見書抜粋。
なお、毎度のことですが、『真に思うところ』は、『マンション維持修繕の正しい知識と資格を所持した“健全な業界人の育成”』です。
ところで、近年において、マンションのストック戸数は確実に増加し、老朽化や管理不全マンションなどが社会問題化しています。なので、貴協会の「マンション管理適正評価制度」や、マンションの維持・修繕に関する「正しい知識を有した業界人」の社会的ニーズも、益々増している状況です。
しかしながら、マンション管理士や、管理業務主任者は、マンションの「維持修繕分野」の専門家ではありません。 維持修繕の重要性が高まっている今日において、彼らにおいても、この資格を所持してもらうことは大事であり、貴協会が、引き続き「維持修繕の専門知識を所持した人財」の輩出に向けて、更に増進されますことをお祈りする次第です。
なお、ここからは、僭越ながら一人の資格所持者として感じていますことに耳を傾けて頂けましたら幸いです。
「昨今のマンションの維持修繕を取り巻く状況は、この資格にとっては“最大のチャンス”です。」
そうした中で、この資格の位置づけが、近年分かり難くなっていると感じています。
なぜなら、適正評価制度との関連を重視して、試験形式を変えたものの、現実には合格者に評価者に関連する資格が付与される訳でも無く、今のままでは、“資格の独自性に欠ける”為、「評価者(管理業務主任者)」の補助的資格と見られかねない状況になっていると感じているからです。
このままで良いのでしょうか。この資格の大切さを認識しているだけに、今のこうした曖昧な位置づけは、既存の有資格者の働く意識や、受験動向にも影響を与えているのではと心配しています。
適正評価制度とムリに関連付けなくても、マンションの維持修繕のスペシャリストは、自ずと社会から求められているのが現状ではないでしょうか。
資格の立て付けとしては、貴協会として掲げている“本来の目的”である「マンションの維持・修繕に関して一定水準の知識と技術を有していることを審査・認定することにより、マンション建物・設備の維持保全に関する知識・技術及び対応力の向上を図り、もって円滑な共同居住に関する社会的な要請に応えることを目的とする」に立ち返るべきと思いますが、如何でしょうか。
『管理業務主任者資格とマンション維持修繕技術者資格は、マンションマネジメントにおける車の両輪』と言えるくらいに、「堂々とアピールできる資格に進化」させるべく、これまで築いてきた基盤の上に、新たな方針を打ち出して欲しいなと思っています。
常に、この資格の独自性・付加価値の向上を目指し、“日本のマンション維持修繕業界の専門人材輩出の唯一の資格”として、より発展されますことを祈念しています。
マンション維持修繕技術者
管理業務主任者・マンション管理士
大 島 光 博

